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大阪の家

設計 角直弘+吉岡佑希子/一級建築士事務所設計組織 DNA
施工 ASJ 品川スタジオ[AT インターナショナル株式会社]
構造 木造在来工法一部 RC 造 地上3階
撮影 冨田英次

クライアントからは彼らの原居住体験をもとにした要望が出されることがある。それは作り手である我々からすると、相矛盾したような事柄も多々あるのだけれど、クライアントにとっては、論理と肉体が一体化したような、ある種、絶対的なものなのである。それらの要望はホントに千差万別で自分の原体験、住への欲求からすると、気にならないことのように思うこともしばしばである。ということで、毎度それら要望への解釈と想像に苦労するわけだが、そんな苦労をしながらの妄想行為が楽しくてこの仕事を続けている。

都市を望む山あいの住宅地に建つ3階建ての住まいである。遠景が開けている側は更地で、将来最大3階建ての建物が建つ可能性があり、その場合1階からのビューは毀損されてしまう。一方クライアントの奥様は戸建て住宅での居住体験がなく、住宅の諸機能が複数階になること、地面に接地した生活への違和感を持っておられた。以上のような理由から、2階に普段の用に供する部屋を集中するとともに、将来にわたっての遠景を担保し、1階と3階は来客用の部屋にあてている。外観は、瀟洒な住宅が建ち並ぶこの場所で3層分の大きなヴォリュームを全面に出すことを避けて、必要な面積なりにカットした。いきおい1階と3階が小さく2階がでかいという「2階デッカチ」な建物となっている。

1階は大きめの駐車場を設けたことからRC造とし、2~3階を木造とした。そのほとんどをGL鋼板でラッピングしたことで沈黙的で彫刻的表情を出した反面、都市に向かって飛んで行きそうな浮遊感をあわせ持つ造形物になった。(角直弘+吉岡佑希子)

■大阪の家

所在地

大阪府

主要用途

専用住宅

設計

角直弘+吉岡佑希子/一級建築士事務所設計組織 DNA

施工

ASJ 品川スタジオ[AT インターナショナル株式会社]

構造・構法・規模

木造在来工法一部 RC 造 地上2階

建築面積 175.99㎡

延床面積 298.80㎡

竣工年月

2015年7月

撮影

冨田英次

1階平面 縮尺1/200
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2階平面 縮尺1/200
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3階平面 縮尺1/200
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断面図 縮尺1/200
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配置図 縮尺1/2000
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角直弘

1964 年大阪府生まれ/ 1988 年京都府立大学生活科学
部住居学科卒業/1988年高松伸建築設計事務所入所/1993年角直弘建築設計事務所設立/2010年株式会社一級建築士事務所設計組織DNAとして法人化/2009年京都府立大学生命環境学科環境デザイン学科非常勤講師

吉岡佑希子

1985年大阪府生まれ/2007年大阪工業大学工学部建築学科卒業/2007年設計組織 Den Nen Architecture入所

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