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茶山台の家

設計 岸研一/岸研一建築設計事務所
施工 ASJ り’あさスタジオ[阿佐建築工務株式会社]
構造 木造軸組み構造+ RC 壁式構造 地下1階 地上2階
撮影 冨田英次

敷地は、1965〜70 年代の高度経済成長期に開発された泉北ニュータウンにある閑静な住宅街である。この住宅街のほとんどの敷地は、道路から1.5 〜 2.5m上がっていて、アプローチはし難いがプライバシーが守られた敷地である。ただ、防犯性の観点から敷地境界を高い塀などで囲うことは慣例として控えなければならない地域である。

クライアントの要望は「明るくて開放的な住みやすい家」である。当たり前でシンプルな要望なだけに難しい課題である。道路と高低差のある敷地形状を利用して、地下にRC造の掘り込みガレージを設け、地上2階を木造の構成とした。少しずつセットバックさせて建てた3枚の壁は、街並みに対する高さの圧迫感を軽減させる。外側から2枚をRC造の打ち放し壁とし、最も内側を木造の壁にすることで、構造の変化を緩やかにスイッチしていく。アプローチは3枚の壁の間を通り抜けて、玄関へと導く。隣地の状況から敷地の南側の角を開放する配置計画とし、東側の敷地境界に沿った2層のヴォリュームから凸型に出っ張ったリビングのヴォリュームは1.5層とし、高い天井高を確保した。 また、リビングの南北方向にそれぞれ庭を設け、開放的な視界と沢山の通風と自然光を取り入れ、まさに明るく開放的なリビング空間とした。

キッチンから繋がるダイニングとリビングは間仕切りのない一繋がりの空間とし、L字型の平面プランを石の壁と床の段差によって空間を分けることで、5 人の家族や大勢の親戚が集まった時も、同じ空間に居る気配を感じながら、さまざまな使い方ができる大空間とした。さらに、キッチンからは、洗面、ユーティリティ、シューズクロークを経由し、地下駐車場までの裏動線を確保し、効率の良い生活および家事動線とした。

2階はプライベート用途の空間で、階段上部に設けたトップライトからは爽やかな自然光がふりそそぎ、暗くなりがちな階段を明るく演出し、上下階を緩やかに繋いでいる。 時が経つのを忘れて心から癒される空間で、日常生活を送ることができることを願っている。(岸研一)

■茶山台の家

所在地

大阪府堺市南区

主要用途

専用住宅

家族構成

夫婦+子供3人

設計

岸研一/岸研一建築設計事務所

施工

ASJ り’ あさスタジオ[阿佐建築工務株式会社]

構造・構法・規模

木造軸組み構造+ RC 壁式構造 地下1階 地上2階

建築面積 146.37㎡

延床面積 292.20㎡

竣工年月

2016年8月

撮影

冨田英次

1階平面 縮尺1/200
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2階平面 縮尺1/200
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地下1階平面 縮尺1/200
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屋根平面 縮尺1/200
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断面図 縮尺1/200
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配置図 縮尺1/2000
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岸研一

1971年岡山県生まれ/1994年大阪工業大学工学部建築学科卒業/1994年株式会社藤木工務店入社/1999年黒川建築設計事務所入所/2001年岸和郎 +K.ASSOCIATES/Architects入所/2002年岸研一建築設計事務所一級建築士事務所設立

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