A-Collection

 

HOME> A-Collection > 025 > 海を臨む須崎の家

海を臨む須崎の家

設計 平岡孝啓+平岡美香/平岡建築デザイン
施工 ASJ 品川スタジオ[AT インターナショナル株式会社]
構造 壁式鉄筋コンクリート造+木造 地上2階
撮影 スターリン・エルメンドルフ

ご夫妻に初めてお会いしたのは、2010 年の9月でした。土地を見に行ったのはその2年後のこと。昨年竣工した伊豆の住まいで、ご夫妻は新たな人生を歩んでおられます。

外資系企業のエンジニアとして活躍していたご主人が探された土地は、自然豊かな伊豆の須崎の見晴らしの良い高台でした。海の眺望を得るには、生活空間を2階に持ち上げなければなりません。要塞のような岩ボックスの上に透過する建築を載せるようなフォルムにて、2階はガラスを透過した空が見通せ、1階では岩ボックスの隙間の奥の緑へ視線を導くようにしました。

1階のボックスは、玄関や趣味の倉庫に利用しています。階段の途中に設けた書斎は、デスクの高さを外のデッキ床と揃えて、日常とは異なる、視点を下げた景色を楽しめるようにしています。2階は南東と北西の両面をガラス張りにして視界を開き、1日の陽の移り変わりや季節の変化をパノラマ的に感じ取れるようにしました。プライベートゾーンは両側の窓から離して中央に配置し、生活の機能が眺望の妨げにならないよう工夫しています。風景はそれぞれの居場所ごとに大きく変化し、時間帯によってもシーンが切り替わります。

下田は海の幸の宝庫です。釣った魚と、庭で育てた野菜と共に季節を楽しむ日々......。自治体との換地交渉や国立公園の建築許可を含め、竣工までは予期せぬ困難もありましたが、辛抱強く待ってくださったご夫妻に感謝すると共に、気持ちの良い家ができたことを嬉しく思います。(平岡孝啓+平岡美香)

■海を臨む須崎の家

所在地

静岡県下田市

主要用途

専用住宅

家族構成

夫婦

設計

平岡孝啓+平岡美香/平岡建築デザイン

施工

ASJ 品川スタジオ[AT インターナショナル株式会社]

構造・構法・規模

壁式鉄筋コンクリート造+木造 地上2階

建築面積 150.58㎡

延床面積 129.23㎡

竣工年月

2017年11月

撮影

スターリン・エルメンドルフ

1階平面 縮尺1/200
クリックで拡大
2階平面 縮尺1/200
クリックで拡大
断面図 縮尺1/200
クリックで拡大
配置図 縮尺1/1000
クリックで拡大

平岡孝啓

1963年熊本県生まれ/1988年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業/1988年株式会社乃村工藝社入社/サイト建築研究所、株式会社フレスコを経て2000年平岡建築デザイン一級建築士事務所共同設立

平岡美香

1960年大阪府生まれ/1983年京都工芸繊維大学繊維学部繊維工学科卒業/1985年株式会社乃村工藝社入社/1997年アトリエヒラオカ建築デザイン事務所設立/2000年平岡建築デザイン一級建築士事務所共同設立

ASJ会員登録のメリット

BENEFITS

建築家のプラン提案

実例集をプレゼント

イベント・セミナーへのご招待