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建築家のお話

豊かな気持ちとアイデアを生む個性豊かな植物との暮らし

2017年11月30日 :建築家のOff Time


西岡計画工房 西岡毅さん[29歳]

独特な形に魅かれる食虫植物やエアプランツ

取材/福島恵美 撮影/武田憲久

緑豊かな自宅の庭の側にある離れは、外も中も植物でいっぱい。植木鉢や陶器に入っていたり、天上から吊るされていたり。ここは西岡毅さんの事務所。食虫植物やエアプランツを50~60種類、多肉植物を200種類以上育てている。
「これらの植物の魅力は、独特な形をしていてそれぞれが個性的なこと。食虫植物のウツボカズラは、いくつもの袋がぶら下がっていて、その中で虫を捕えます。袋が丈夫だから枯れた後も形が崩れにくく、オブジェとして楽しめます。エアプランツのウスネオイデスは、アマゾンでは木に垂れ下がるように掛かっています。現地では梱包材に利用されますが、儚いくらい小さな花が咲くんです」

離れの事務所の周りでは、様々な多肉植物を育てている。中には西岡さんが種から栽培するものも。

植物好きなのは「多肉植物を育てている母の影響」という西岡さん。食虫植物には子ども時に見たハエトリ草の2枚の葉で虫を捕えるフォルムに驚き、興味を持った。〝食虫〟と名前が付くが、虫を与えなくても光合成で育つそうだ。
「植物たちは専門ファームで買ったり、自分で種や株から育てたりしています。育成する上で大切なのは環境作り。気温、湿度、水やりに気を配りますね。光を万遍なく当てるように置き場所を頻繁に動かしたり、水が必要な種類には毎日水を変えたり。枯らすなど失敗を重ね、育て方を学んできました。普通の植物より手間は掛かりますが、新芽が出たり、成長したり、花が咲いたりすると嬉しくなります」

食虫植物の代表格、ウツボカズラ。「虫を捕まえるけれど、可愛いんです」と西岡さん。

ワークショップで好評な〝多肉植物の盆栽〟

西岡さんの植物好きを生かしたワークショップがASJのイベントで行われ、好評を博している。その名も「多肉植物の盆栽」。修業先の建築設計事務所が同じだった3人の建築家で「202号室」というユニットを結成し、来場者に多肉植物を使って小さな家をつくってもらうのだ。
「まず、フローリング材でつくった様々な種類の箱を〝敷地〟として選んでもらいます。そこに模型の家と多肉植物を置き、好みの間取りや庭を聞いて、小さな家にしていくのです。視覚で家をイメージでき、実際の家づくりを提案する導入にもなりますね」

独特な形をした植物が多く、見ていて飽きが来ない。
ワークショップで参加者とともにつくる”多肉植物の盆栽”。インテリアにもなる。

建築設計する上でも植物たちは大活躍。植物の姿をヒントに、家づくりのフォルムのアイデアが生まれることがあるという。
「植物を育てている時間は、僕の息抜きでとても癒されます。と同時に、植物の生態をインプットして、家づくりのアイデアに生かす時間でもあります。植物が暮らしにあると気持ちが豊かになると思う。竣工したら建主さんの家に合う植物をプレゼントし、喜んでいただいています。事務所の植物を見て影響され、栽培を始める方もおられますね」

事務所の中も多彩な植物が並ぶ。愛情かけて世話をするからどれも生き生き!

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